介護職員初任者研修について

介護職員初任者研修は、介護実務の入門資格です。訪問看護や施設介護の際に、利用者の方の身体に触れる場合は資格が必要となります。介護の資格は3段階ありますが、その中でも初心者向けで、最も取得しやすい資格が「介護職員初任者研修」です。

介護職員初任者研修と他の資格との比較

介護職員初任者研修と介護福祉士の違い

介護職員初任者研修は、基本となる知識・技術を得るための研修です。研修後の終了試験に合格すると資格が得られます。介護福祉士の資格を得るためには、450時間のカリキュラムが組まれた実務者研修を経る必要がありますが、介護職員初任者研修を修了している場合は130時間分の受講時間が免除となります。

介護職員初任者研修と認定介護福祉士との違い

介護職員初任者研修が介護の入り口に立つ初心者に適した資格であるのに対し、認定介護福祉士はより幅広い分野で介護の業務に携わることを目指す方に向けた資格です。認定介護福祉士は、施設や事業所のマネジメントや、地域の介護力を向上する役割を担います。

今後さらに必要となっていく資格

現在、日本は急激な高齢化社会となっています。2025年には国民の3割が65歳以上のいわゆる「高齢者」となる将来の日本において、介護の分野で働ける人材の需要が増加しています。介護職員初任者研修の資格を取得することで、いつでも介護の分野で働けるという安心を手に入れることができます。

介護職員初任者研修に関する疑問を解決

男女

介護職員初任者研修の仕組みは?

介護職員初任者研修は130時間にわたる受講と、およそ1時間の修了試験で構成されています。修了試験は筆記試験で、全て日本語で実施されます。

どのような内容を学ぶの?

130時間のうち、半分以上にあたる75時間は「こころとからだのしくみと生活支援」を学ぶ時間です。介護の現場で必要となる技術を得るため、入浴や着脱の介助方法をロールプレイングで学んでいきます。

介護職員初任者研修の内容やメリットについて学ぼう

男女

介護職員初任者研修を取得して、介護分野の就職をスムーズに

介護の現場で就職する際には、資格を持っていることが有利になります。有資格者の給料を上げるなどの優遇が行われている施設や事業所もあります。
介護の仕事に取り組む上でも、基礎的な知識と技術を身に付けた上で利用者の方と向き合うことが重要です。介護職員初任者研修資格を取得することで、どのように介護の仕事と向き合っていけば良いかがわかり、利用者の方のことをより深く理解して生活の介助を行えるようになります。

手

介護の現場ではどのような業務を行うかを介護職員初任者研修で理解

「職務の理解」「介護の基本」といった基本的な項目から学べる介護職員初任者研修を受講することで、介護の仕事自体への理解が深まります。また、「老化の理解」「認知症の理解」など、医療と隣接する分野についても学ぶことができ、スムーズに実務に入れるようになるでしょう。介護職員初任者研修の取得は、介護分野での就職・転職を目指す方にとって極めて重要です。

広告募集中